減らない被害
昨年11月にも話題にした、パソコンに大きなエラーメッセージと警告音、慌てて画面上にある電話番号に電話すると、画面共有アプリをインストールすることとなり、金銭を請求されるというトラブル。被害は減らず、新聞にも載り、身近な人からも声が届きます。金銭を払わずとも、共有アプリが入ったことで、情報が抜き取られた可能性が残るのです。
災害対策として、起こった時どうするかを考えるきっかけとなるワークショップ、意見を交わす場が必要とされている今、パソコンのトラブルも実際にどういう画面、音がでるのか、どう逃れればいいのかを体験する場があったらよいのではと思います。
なお、警告音が出る画面が現れた場合、画面の電話番号には電話せず、ブラウザ(インターネットの画面)を×で閉じていただき、それもできない場合は、キーボードのコントロールキー(Ctrl)を押しながら、ALTキーとdeleteキーを同時に押します。タスクマネージャーを選択し、プロセス一覧で、警告画面が出たブラウザChromeやEdge を選び右クリックし「タスクの終了」をクリックし終わらせることができます。
[文/菅野 美奈子]

