Yamagata1 ICTコラム 2025年

SNSのプライバシー管理

 LINE等のSNSは、連絡手段の他、流れてくる投稿や広告を見るなど楽しめるようになっています。無料で使えるのには理由があり、データ収集をしてそれを元に「この時間帯はこの層のユーザーがSNS画面を見ている」と広告主に情報を提供し、効果的な広告を出せる仕組みになっています。SNS運営会社も便利な仕組みを無料で提供する以上、システムの維持や開発、そして利益を得るために、広告主からたくさんの収入を得たいのです。

 では、どんな情報を収集しているのかというと

  1. 基本情報 年齢や性別など
  2. 位置情報 GPS、Wi-Fi接続地等を使った現在地や過去の訪問場所
  3. デバイス情報 端末の種類、OS、接続先ネットワーク
  4. 行動データ 投稿、コメント、いいね、フォロー、検索履歴、閲覧頻度や時間帯
  5. 購買データ 広告クリック履歴、SNS内でのショッピング情報

 地図アプリを使う以外は位置情報をオフにし、スマホの設定の「プライバシーとセキュリティ」に関わる項目でトラッキングをオフに、各SNS内の設定画面でプライバシーの項目(情報提供や広告設定)の確認をしましょう。

[文/菅野 美奈子]